立夏

暦の上では立夏から夏。心地良い風を感じつつも、少し身体を動かすと汗ばむ頃でもあります。紫外線も日ごとに強くなりますから、対策も重要。

私たちの身体に備わっている免疫の一つに「肌免疫」という機能がある事がわかってきました。外界と一番繋がっている肌は外部からのウイルスや細菌から身を守る最前線といっても過言ではない場所。紫外線で肌がダメージを受けてしまうと肌免疫も低下してしまい美しさも損なわれてしまいます。

紫外線から身を守るためには「赤・橙・黄色」の野菜や果物がおすすめ。カロテノイドと言われる成分が有効です。トマト、赤パプリカ、人参、かぼちゃ、マンゴーなどを油と一緒に摂る事で吸収力がグーンとアップします。

 

立夏の旬な食べ物は「たけのこ」。

まさに文字の成り立ちをみていただくとわかるように「竹」の「旬」と書きます。生の筍はこの季節にしか食することができませんね。ゆでたけのこは白い粉のようなかたまりがついています。これは「チロシン」と言われる成分で食しても問題にはなりませんが、苦味を感じる成分でもあります。このチロシンはホルモンを整える、やる気をだす成分でもあります。五月病が発症しやすい時期に筍が旬というのも意味がありますね。病は気から…という諺があるように、気持ちが沈んでいると免疫力も低下してしまいます。

掘りたてのたけのこが手に入ったらおすすめの食べ方は「焼きたけのこ」。皮付きのまま縦半分に切ってアルミホイルに包み、グリルやオーブントースターで柔らかくなるまで焼きます。薄く切ってオリーブ油を少し、ミネラルたっぷりの塩をつけて。美味しい旬の味を楽しめます。

たけのこを使ったe-gohanのレシピはこちらから⇒
【e-gohanおすすめレシピ】たっぷりのオリーブオイルでソテーし、ルッコラやイタリアンパセリのソースを添えて。レシピはこちらから

そしてこの季節だからこそ是非美味しく味わっていただきたい食材は「アスパラガス」。アスパラガスは太いほうが美味しいアスパラガスです。ただし太いアスパラガスは筋っぽいのも事実。切り落としてしまうのではなく、2~3cmをピーラーで皮を剥きます。その皮も一緒に鍋に入れて一つまみの塩も加えてゆでます。

なぜ皮も一緒に入れて茹でるのか…

アスパラガスには「アスパラギン酸」といううま味成分が含まれています。皮も一緒に茹でるということは昆布を加えて茹でるのと同じ。うま味の中で茹でた方が美味しいですね。

美味しく茹でたアスパラガスの上に、温泉卵か半熟の目玉焼きをのせて、ブラックペッパーをたっぷりとふりかけます。

免疫力を高めるためにはたんぱく質は欠かせない栄養素。卵は栄養素がバランスよく含まれた優秀な食材の一つ。とろっと卵がとける食感と味を楽しむ料理となります。

もちろん豚肉を巻いてフライパンでソテーもおすすめの食べ方です。

アスパラガスを使ったe-gohanのレシピはこちらから⇒
【e-gohanアスパラガスおすすめレシピ】ゆでたアスパラガスにラウデミオで作る豆腐マヨネーズを添えて。レシピはこちらから

皮ごと食べられる「新じゃが」。普通のじゃがいもとの違いは水分が多くて皮が薄いこと。じゃがいもの栄養は皮に近い部分にあることから、皮ごと食べられる新じゃがはおすすめですね。新じゃがにはビタミンCが多く含まれており、なんとレモンと同等のビタミンC量。ビタミンCは風邪予防など免疫力を高めるには重要な栄養素です。ただしビタミンCは熱に弱いという特徴がありますが、じゃがいものようにでんぷんが多い食品は加熱しても壊れにくいという特徴があります。

新じゃがはシンプルな料理がおすすめ。バター醤油で味付けをしたり、素揚げした新じゃがをシンプルに塩、胡椒、青のりをまぶしたりするのもおすすめ。料理の付けあわせにも、アルコールのおつまみ、健康的なおやつとしてもおすすめです。

新じゃがを使ったe-gohanのレシピはこちらから⇒
【e-gohan新じゃがおすすめレシピ】2種類の新じゃがを合わせることで味に深みが増します。レシピはこちらから

クリスマスの時期から店頭に並ぶいちご。しかし本来の旬は春。やや小ぶりのいちごが店頭に並びます。いちごはビタミンCがとっても多い果実の代表。紫外線の多い季節に真っ赤ないちごはおすすめです。そしてアントシアニンといわれる抗酸化物質も多く、免疫力を高めたり眼精疲労におすすめです。

小粒のいちごが沢山手に入ったら、いちごのスープはいかがでしょうか。
いちごにグラニュー糖を入れて、ペーストにします。生クリームにリコッタチーズを混ぜあわせて、いちごのスープの上にのせます。水切りヨーグルトでもさっぱりと美味しくいただけます。チーズやヨーグルトはカルシウムが多く含まれていますが、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まります。

いちごを使ったe-gohanのレシピはこちらから⇒
【e-gohanいちごおすすめレシピ】乳製品は使わず、いちををバーミックスでつぶし豆乳を加えてゼラチンで固めて。レシピはこちらから

この季節、鮮魚では「かつお」が旬をむかえます。お刺身でいただく「かつおのたたき」はまさに旬の食べ方ですね。かつおは山葵醤油よりも生姜醤油で頂くことが多いですね。かつおはEPA・DHAといったオメガ3の脂肪酸を多く含んでいます。そして疲労をやわらげる成分として「イミダゾールジペプチド」という成分に注目が集まっています。これは、スポーツ選手をはじめ、健康に気をつかう多くの人に注目されています。疲れが残ると当然のことながら免疫力が低下してしまいます。

かつおのたたきは、たっぷりの野菜と一緒に食べることがおすすめ。新玉葱のスライスは勿論のこと、薬味ミックスをたっぷりと上からふりかけてはいかがでしょうか。薬味ミックスは、みょうが、葉ねぎ、生姜、ブロッコリースプラウト、大葉などを細かく刻んで混ぜ合わせたものです。薬味は毒消しの効果もありますが、免疫力を高める成分も含まれています。たくさん作って、豆腐やそうめん、味噌汁など何でも使えるおすすめミックスです。

かつおを使ったe-gohanのレシピはこちらから
【e-gohanかつおおすすめレシピ】たたき風のサラダに,新玉ねぎのドレッシングで。レシピはこちらから

(文:デザイナーフーズ株式会社)

Scroll to top